季節躁

2002年9月30日
季節鬱の逆。

なんだか息を吸い込む度に
気持ちが軽くなる今日この頃です。

い〜い季節になって来ました。
ヨッ!季節!
間の手。

ちなみにあいのてと読みます。
皆さん、いかがお過ごしですか。
気付いたら秋でした。
びっくり満開。
キンモクセイも満開。

そう言えば去年は意を決して長年の夢だった
某多摩川沿いにキンモクセイ狩りに行ったのに
そのおウチが立ち退きになってて
長年の夢が夢のまま終わったんでした。
興味のある方は旧大和時代の日記を参照の事。
どのあたりに書かれているかはワタシにもわかりませんので
テキトーに読みながら探してみて下さい。

旧大和時代の日記と言えば
そろそろ皆さんの日記を読破してレス書かねば、と思って
昨晩一気に読みました。
あ、なんでそんなに時間があったかというと
昨日は起きたのが夜の7時だったからです。
ハリキリ過ぎ。
できるなら別の事で布団ではハリキリたいもんです。

で、なんとなく自分の日記も読み替えしてみたんですが。

…ナニ書いてんですかねアタシ。
主に人生に役にたたない事ばっかり文字になってて
あらあらこの子ったら、
って自分で思っちゃいました。


で、先週の休みに田舎行って来てました。
お彼岸だって事で墓参りに。

秋ですよ。
こっちにいると涼しくなったな、ってだけしか思わないんですが
向こうに行くと道の端々で枯れ葉の音が聴こえて
もうその空間で五感に訴えて来るもの全てが
「秋ですなあ」
と言ってました。

母の墓には生前彼女が愛してやまなかったイチジクを添え、
姉と
「戻って来たら減ってたりして」
「急いで食い過ぎだね(はあと)」
とか言いながら別の墓を参ったり栗泥棒したりしてました。

その道すがらに小学生の時以来見る事の無かった数珠の木を見つけ
ヨダレも垂らさんばかりに
あわわ、あわわ
と熟した実をむしり取りまくったり
落ちた青いどんぐりをぷちぷちぷちぷち踏みまくったりいたしました。
秋散歩満喫。
母にもゆっくりイチジクを味わってもらえた事と思います。

で、ソコにはオヤジの弟にあたる叔父がおりまして
彼は50ウン歳にして独身を貫き通すという
粋な甲斐性無しなんですが
その叔父のウチにはちょっとした畑がありまして
そこで各々秋の収穫を楽しんで参りました。

落花生、シソの実、トマト、ネギ、その他諸々。

一部秋の収穫なのかどうか微妙なモノも混じってますが
愛嬌って事で気にすんな。

叔父は人手が増えた事にかこつけて
ありとあらゆるものを引っこ抜き始めやがりまして。

基本的にワタシは自然に身を投げ出すのはキライでは無いので
一緒に泥だらけになりましたが
姉は逆に葉に触れる感覚や土のニオイをあまり好かないので
一人収穫のつまったビニール袋をぶら下げ
畑の端で
「もういいよお」「もういいよお」
を繰り返しておりました。

陽も大分落ちて来た頃、小雨がぱらつき
そろそろお開きムードが漂って来て
ふと我に返りあたりを見回しました。

身の程をわきまえた小さな畑で
叔父は嬉しそうに自分の成果を確かめて
親父は懐かしそうに手を動かしていて
ワタシは夢中になって畑のそこここをいじりまわし
遠い所で姉が呆れたように眺めている。

何の変哲も無い、けどこんな非日常の数時間が
とても貴重なものに思えました。

それぞれのいるべき所へ戻れるんだろうか。

そんな風に思いつつ、普段一人で生活している叔父の
そんな嬉しそうな顔を見るだに更に感慨深くなるのでした。

ちょっとおセンチ。
秋って事でいつもより5センチ増し。うふ。

その前の週にはその叔父がこっちへ来ていて
その時にも自分の所でとれた果物を置いていってくれていたんですが
そのままの状態になっていたので
「家に帰ったら感謝して食べよう」
と思いました。


帰ったら一部腐ってた。


叔父さん、ごめん。


今日も気持ち欄に「また謝りオチか。」
が無いので泣く泣く「普通」で。
なんだかね。

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